来月末には、夏物の着物も保管される方がいらっしゃるのではないでしょうか?

着物を長期間保管する場合の基本について、説明します。

着物を保管する場合は、折り目正しくたたんで、できればたとう紙に一枚ずつ入れて箪笥にしまうのが基本です。特に正絹の着物は、桐箪笥でなく普通のチェストでも結構ですから引き出しや衣装箱に収納してください。

着物をハンガーにかけっぱなしで収納する事は、変なクセやシワがつき、着た時にきれいなフォルムがでません。また、日光や蛍光灯の光により色褪せが生じます。

やはり、たとう紙に一枚ずつ入れて箪笥に収納すると、美しい着物のラインが保たれます。

もちろん、着たあとの着物を陰干しするという目的で、短時間ハンガーにつるすのは、問題ありません。

良い状態で着物を保存する参考になれば幸いです。