着物の保管について

 

祖母や母親から譲り受けた着物の保管には、悩みますよね。

特にマンションなどは部屋の気密性が高く、カビが繁殖しやすい環境にあります。

ですので、年に2回程度は、カビの発生を予防するためにも虫干しを行ってください。

 

やり方は簡単です。ハンガーにかけて半日位、室内で風通しをして下さい。

しかし、長く放置するのはいけません。1週間以上着物をハンガーに吊るしたままにしますと、色ヤケを起こすものも有ります。

半日くらい風通しをして、たたみ直す方法がお勧めです。

そして、たたむ前に着物の衿や袖口・裾等(広げて確認)の汚れをはじめ、胸や袖・前等にしみはついて無いか良く確認して下さい。汚れなどありましたら、糸などで印しを付けて、専門店に出されるのがお勧めです。

絹物はそれ程虫喰いの心配は有りません。しかし、ウールやメリンス繊維は、虫が好む繊維ですので、一緒に保管せず、別の場所で保管しましょう

 

着物を洗いに出す目安

着物を洗いに出す際の目安は、丸一日着ていた場合とか、短時間でも2回?3回着用した場合は、洗いに出されることをお勧めします。

また、着る機会が無く、5年位経過したら、一度洗いに出しましょう。カビの防止やカビ菌の殺菌となり着物が長持ちします。